植松聖被告の裁判

今日から、津久井やまゆり園の事件の犯人である植松聖被告の裁判が始まりました。全ての障害者に衝撃が走ったあの事件から4年が経過しますが、ようやく裁判までこぎ着けたなという感じがします。実際、その事件が起きた時にインターネットでは植松聖被告の考えに賛同するなどといった書き込みが多かったと聞きますが、これはあってはならない事です。僕は、去年の11月に深谷市へ行った時にベビーカー型の車椅子を押していた重度障害者の息子さんを連れていたとみられる女性を熊谷駅のバスターミナルで見た事があります。このブログにも書いた、テレビ東京のアニメ「キラッとプリ☆チャン」(毎週日曜朝10時から)の熊谷駅近くのお店が閉店したと書いたその日です。歩道のちょっとした段差に困り、僕が「大丈夫ですか?」と声をかけて「大丈夫ですよ」と返していたのですが、僕が精神障害3級の発達障害の人間である事を話したら分かってくれました。おそらくその人からしてみれば、「こんな人が発達障害なんだ…。」と思った事でしょう。自分も重度障害の人に会った事はあまりありません。もし重度知的障害の人を知りたいのであるならば、NHK Eテレの「ハートネットTV」(毎週月曜から水曜、夜8時から)や「バリバラ」(毎週木曜夜8時から)を見る事をお勧めします。日本テレビの「24時間テレビ」では、そういった人は出てきません。様々な障害者が出る事が本来の福祉番組です。それでこそ、昨日の「ハートネットTV」では相模原市に住む発達障害の幼稚園児の女の子とそのお母さんが登場してきて「僕もそうだよ」なんて同感しちゃいましたが。僕は、その子とお母さんに会いたいです。そして、「ハートネットTV」と「バリバラ」にて津久井やまゆり園の利用者がどうなったのか取材をしてほしいです。神奈川県の知事である黒岩祐治さんは、津久井やまゆり園の委託先の理事が児童にみだらな行為をしたのを受けて、委託先を変えてスタッフを一新するとしています。今後も僕は、津久井やまゆり園がどうなるのかを見続けていきます。なお、「ハートネットTV」の話は明日詳しく書きますので待っててください。