植松聖被告の死刑判決が出ましたが…。

今日は、昨日もこのブログのおしまいの部分に書いたように植松聖被告の死刑判決の事について書きます。一昨日、相模原市緑区にある知的障害者の入所施設、「津久井やまゆり園」の19人の入所者を殺害したとして逮捕された植松聖被告の死刑判決が出ました。植松被告は、控訴しないそうですがもし控訴しないのであるならば植松被告の死刑判決が確定します。しかし、前にもこのブログで書いた通り例え植松被告の死刑が執行されたとしてもこの事件の遺族の心は晴れないでしょう。殺された19人は、もう戻ってきません。神奈川県は、今後津久井やまゆり園を小規模な施設とし、また僕の住む横浜市にある仮施設も使ってゆくそうです。ちなみに津久井やまゆり園は、今建て替え工事の真っ最中で来年に完成します。それで、昨日ファミリーマートで買った神奈川新聞を読んでみたのですが、この事について事細かに書いてありました。そして、僕はこの事件は知的障害者の事件ではなく、全ての障害者の事件だと考えています。僕はこのブログで「精神障害3級の発達障害の人間」と書いていますが、植松被告の考えには反対です。例え障害が違ったとしても、自分は障害者である事に変わりはありません。そして、この事件はまだ終わってはいません。まだまだ途中です。もう今後2度とこう言った事件が起こらない事を願うばかりです。神奈川県の発表を受けて、他の都道府県がどう動いているのか知りたいです。もう、入所施設の時代は終わったのではないのでしょうか。今、それでこそ障害者の社会進出が多いですが、残念ながら日本の福祉はまだ遅れている気がします。その事を頭に入れておかないといけません。津久井やまゆり園の事件は、今後も誰かが語り継いでほしいものです。

それと、この前の日曜日の深夜に日本テレビで放送された「NNNドキュメント'20」(毎週日曜深夜0時55分から)にて、富山市に住む脳性まひの男性が植松被告に接見したという内容のドキュメントを放送していましたが、植松被告に会うくらいならば津久井やまゆり園の利用者に会ってもらいたかったです。同じ障害者として、何か見えてくるものがあるはずです。これを制作した「KNB」こと北日本放送は、障害者である僕からしてみたら残念な番組を作ったと感じています。自分さえも津久井やまゆり園が分かりません。どんな施設で、どんな人が入所しているのか分からないです。日本テレビが毎年夏にやっている「24時間テレビ」でさえも、津久井やまゆり園の事を取り上げていません。僕は、この事件を受けてNHK Eテレで放送されている「ハートネットTV」(毎週月曜から水曜、夜8時から)に「バリバラ」(毎週木曜夜8時から)、それに「ETV特集」(毎週土曜夜11時から)がそれに関連した内容の番組を放送すると考えています。自分としても、どんな番組となるのか楽しみです。きっと、知的障害者の人にインタビューを行うでしょう。僕としても、NHKがどんな番組を作ってくれるのか楽しみでいます…。